うつ病とまではいかなくても、うつ状態というのは日本で生活している人ならば、
誰でも日常的に経験しているものです。
例えば、
「月曜日から日曜日までの曜日の中で、どの曜日が一番嫌いですか?」
と訪ねたとしたら、おそらくほとんどの人が月曜日と答えるでしょう。
ブルーマンデーとも言われているように、土日明けの月曜日は
気分が滅入っているし、会社や学校へ行くのが嫌だと感じる人が多いでしょう。
布団から出るのも嫌だし、これから1週間仕事をし続けなければいけない、
学校へ行き続けなければ行けない、と考えると気分が落ち込んでしまう。。。
こうした心の状態は、うつ状態と言ってもよいでしょう。
うつ状態になると、脳の活動レベルが低下して、体の動きも鈍くなります。
人とのコミュニケーションも面倒になって、会話をしたがらず、
話すこと自体が億劫になります。
考えるスピードも遅くなり、記憶力や判断力、決断力も鈍くなります。
そして、そうした状態が続くと、自分自身でも嫌気がさしてきて
自己嫌悪や劣等感などを持ってしまいます。
しかし、このような心の変化をうつ状態と認識している人は
ほとんどいません。
人によっては、心の変化が体にも悪影響を及ぼして、
自律神経のバランスを崩してしまい、
体のだるさや胃の痛みを訴える事となります。
こうなると、体の変調ばかりが目立ってきて、それに意識が向けられる事になり、
自分がうつ状態、もしくはうつ病であると気づかないままとなります。
いわゆる「仮面うつ病」と呼ばれる状態です。
仮面うつ病とは、うつ病であるにも関わらず、本人がそれを認識せず、
腹痛や頭痛、めまいや動悸、睡眠障害などの体の症状ばかりを訴える状態です。
うつ病という病気は、一般的ではなくどのような症状が出るのか、
本人にも分かりづらい面があるので、
仮面うつ病になっている人が、今の日本には結構多くいることが推測されます。