人間というのは、常に何かに興味を持ったり、欲望を持っているものですが、
うつ病になってしまうと、欲望を持たなくなってしまいます。

 

それまで好きだった事に、興味や喜びを感じなくなっていくのも
うつ病の特徴のひとつです。

 

例えば、好きだった食べ物も、美味しいと感じなくなってしまいます。
食欲が落ちた結果として、体重も減っていきます。

 

うつ病の患者さんの中には、一ヶ月で5キロ以上も痩せる人も少なくないです。
ダイエットをしているわけでもなく、糖尿病や胃腸障害などの内科的原因が
見つかっていないのに痩せてしまうのは、
うつが原因であることが一番多いと言われています。

 

自分の好きな食べ物に食欲を感じなくなってしまったら、
うつを疑った方がいいかもしれません。

 

一方では、ケーキなど、口当たりのいいものをむやみに食べるように
なることもあります。

 

いわゆるストレス太りというものですが、
うつの場合は、自分が意識しないまま、気がつくと甘いものを
口に運んでいたりします。

 

うつ病の人は、自分の好きだったものに興味がもてなくなっていきます。
単なる憂うつな状態なら、趣味に熱中することで気分転換することもできますが、
うつ病の人は、好きだった対象そのものに関心がなくなっていきます。

 

趣味に浸っていても、直ぐにやる気がなくなったり、
かえって疲れるだけだったりします。

 

また、特に働きすぎた訳でもないのに、
どうしようもない疲労感に襲われたりします。
休んでも疲れがとれなくなり、常に体がだるく感じます。