うつ病には、下痢、便秘、胃もたれなどの症状が起こる事も多いです。

 

気持ちの落ち込みだけでなく、
それと同時に消化器系の症状など
身体的な症状もあらわれてきます。

 

それも持続的ではなく、うつ病の場合には、
症状があらわれては消え、消えてはあらわれるのが特徴です。

 

また、頭痛を訴える事もあります。
うつ病の場合の頭痛は、頭が割るような痛みではなく、
頭の芯が重く感じるのが特徴です。

 

うつの身体的症状は、人によってさまざまな表れ方をします。
肩こりをしやすくなった、腰痛を覚える、目が疲れやすくなった、
めまいや耳鳴りがする、口が渇く、のどに違和感がる、
動悸や息切れ、胸が圧迫されるような苦しさ、異常な発汗、
などなど。

 

はじめてうつになった場合や、うつの初期段階では、
本人は、抑うつ感を自覚しない事も多いです。

 

これはなぜかというと、
本人が今までにうつという症状にかかった経験が無いために、
うつになると、どのような身体的な症状が起こるのかを
分かっていないためです。

 

風邪を引いた、熱が出た、という場合は、
本人の過去の経験からどのような身体的な変化が
起きるのかを分かっているので適切に対処できます。

 

しかし、うつ病という症状により
どのような身体的な変化が起きるのかを経験していない為に、
上記のような身体的な変化を、うつと関連付けて判断する事ができず、
とりあえず内科を受診してみるというケースもあります。

 

しかし、内科的な治療で症状が改善されなかったりすると、
原因の特定に時間がかかってしまうこともあり、
いつまでも上記のような症状に苦しむ事になってしまいます。