自分にとって重要でない人に神経を使う必要はない
うつ病になりやすい人は、
「こんな事を話したら相手に嫌われるんではないか?」
「こんな事をしたら変に思われるんではないか?」
というような、周囲の目を気にし過ぎる傾向にあります。
しかし、周囲の目ばかり気にしていると、
自分の言いたいことが言えなくなったり、
自分のやりたいことがやれなくなったりして、
それがストレスとなり、うつ病に発展する危険性もあります。
自分にとって身近な人との関係は大切にしなければいけませんが、
それほど親交の深くない人との関係については気にし過ぎない事も大切です。
たとえば、それほど親しくない人から、何か気に障る事を言われた時に、
「あの人は、なぜそんな事を言ったんだろう?」
「本当はそうじゃないのに。。。」
などと、とても気になってしまうかもしれません。
しかし、
相手の発言内容が自分にとってどれだけの影響を及ぼすものなのか、
相手との関係性が自分にとってどれだけ重要なものなのか、
を冷静に判断してみましょう。
相手の発言が自分に悪影響を及ぼさない、
相手との関係がそれほど重要でない、と判断できる場合なら、
「あの人とは気が合わないだけ」
と忘れてしまう事が一番です。
全ての人に自分を分かってもらえるはずはありません。
たとえば、
たまたまその場に居合わせた人
この先、二度と会う事もないと思われる人
まだ交際が浅い人で無理に付き合わなくてもよい人
との関係については、「どうでもよい」くらいに考えて、
くよくよ悩まない事が大切です。
社会生活を営む以上は、いろんな人と出会っていきますが、
その中には、どうしても波長の合わない人、相性の良くない人はいるものです。
どんなにあなたが努力しても、分かり合えない部分が出てくる事もあります。
もちろん、交際範囲を広げて、いろんな人と出会う事は有意義ですし、
逆に、仕事上どうしても交際範囲を広げないといけない事もあるでしょう。
しかし、全ての人と親密になって自分の事を心底理解してもらうなんて事は、
絶対に無理な話です。
自分にとって付き合う価値がなさそうな人にまで気を使い、
心の負担を増やすのは避けましょう。
そういう人とは、表面的に、形式的に合わせるだけで十分です。
そんな人にエネルギーを使うよりも、
自分にとって身近な人との関係性を大切にする事の方が、
ずっと建設的であり、健康的であり、うつ病などの心の病気にも
かかりにくくなります。
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