どのような病気でもそうですが、私たちは通常は、
病院を選ぶことはできても医師までは選ぶことはできません。

うつ病の治療には医師と患者との信頼関係が重要ですから、
どのような医師が治療にあたってくれるのかは
とても気になる事ですね。

自分との相性の善し悪しや話しやすさなども重要な要素ですが、
それ以外にも、実際の治療の観点からは、
以下のような点に注意する必要があります。

  • 患者さんやその家族を常に励まして希望を持たせてくれる
  • 患者さんの立場にたって、苦痛を理解してくれる
  • 治療の方法やその見通しなど、具体的に詳しく教えてくれる
  • 抗うつ薬などを使用する際、副作用などの注意点を十分に説明してくれる
  • 日常生活で気を付ける事、再発防止法なども丁寧に教えてくれる

このように常に患者さんの目線になって、
コミュニケーションをとってくれる医師が理想的
ですね。

うつ病というのは、薬を飲んだら完治する、というような
一過性の単純な病気ではありません。

患者さんが医師を信頼できなければ、うつ病を克服する事はできませんし、
治ったとしても再発防止に向けての取り組みが疎かになる可能性もあります。

やはり治療の土台は信頼関係にあります。
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うつ病の患者さんは、不平不満があってもなかなか言い出しにくい人が多いです。

しかし、医師に気を使って、我慢したまま治療をしていては、
治る病気も治らなくなってしまいます。

患者さん自身も言い出しにくいかもしれませんが、
疑問点などがあったら、遠慮せずに医師に確認して
できるだけコミュニケーションをとるようにしたいですね。