うつ病という病名は、最近はテレビや雑誌、インターネットでも
取り上げられることが多く、身近な病気であるという認識が
広がりつつあると思いますが、
自分自身や家族の身にふりかかってしまうかもしれない、
とまで考えている人はほとんどいないでしょう。
ですので、万が一自分や家族がうつ病になってしまうと、
「なぜこんな病気になってしまったんだろう」
「なぜ自分だけがこんな症状に悩まされるんだろう」
と戸惑ってしまう事も多いです。
また、家族にしてみても、
「この先どうやって生活していけば良いのだろう」
「どうやって治していくことになるんだろう」
と不安を抱く人は少なくないです。
そうした戸惑いや不安な気持ちになってしまうのは、うつ病という病気について、
よく知らない、理解していない事が原因であるといえるでしょう。
それまで仕事人間で一生懸命に働いていたのに、
うつ病になってからは、まるで人が変わったように
やる気をなくして落ち込んでいる状態を見てしまうと、
不安に思ってしまうものですが、
そうした症状はうつ病という病気がそうさせているだけであり、
治療を進めていくうちにやがては治っていくものです。
確かにうつ病の症状は深刻ですが、
正しい知識を勉強し、適切な治療を受けていけば、
本人も家族にとっても無闇に怖がる必要はありません。
大切な事は、本人も家族もうつ病についてよく理解する事です。
そうすれば、たとえ今が、つらくて絶望的な思いになっていたとしても
それは単なる病気のせいであり、一時的なものであると正しく認識できて、
乗り越える力となるでしょう。
プチ認知療法では、うつ病に対する正しい理解の仕方を教えてくれます。
そして正しい実践方法を教えてくれます。
自己流で頑張る方向を間違ってしまうと、
うつ病を更に悪化させる事になってしまいます。
正しい知識を持って不安なくうつ病と向かい合っていきましょう。