現代病と言われているうつ病は、学生から高齢者まで、
サラリーマンから自営業の人まで、ストレスを過剰に受け続ける環境に置かれていれば、
誰にでもかかってしまう病気であり、うつ病は確実に増え続けています。
しかし、うつ状態に陥っている人も、そして自分がうつ病ではないかと
なんなとなく気づいている人でも、なかなか精神科へ行こうとは思わないのが現実です。
風邪や腹痛などの体調不良の時には気軽に内科を訪ねる事ができても、
心の病気となると、どうしても行きづらいと感じてしまいます。
私の場合もそうでした。
心の変調を何とかしたいという思いがあり、精神科へ何度も足を運びましたが、
入り口付近まで行くと、どうしてもそこから一歩中へ入ることができず、
結局家へ戻ってしまうという日々を何日も繰り返していました。
実際には、精神科といっても、それほど他の病院と変わったところはなく、
扱う病気の種類が違うだけで、外来患者さんへの診療に関しても
それほど大差はありません。
確かに、内科の場合なら、注射を打ったり、薬を処方してもらったりして、
それでおしまい、ということも多く、それと比較すると
うつ病の場合は治療、克服までの時間は長くなってしまう傾向があります。
しかし、うつ病の場合、病院へ行こうとする意識自体がとても重要です。
自分自身の心の状態に耐えかねて、どうしても治したい、
克服したいという意志の表れでもありますので、そうした気持ちを持ち続ければ、
今後病院へ行って治療を受けたとしても、治りやすいといえるでしょう。
うつ病は、心の病の中では軽い症状に属します。
しかし、対応が遅れれば遅れるほど、克服までの時間も長くなってしまいますので、
病院へ行ったり、このブログで紹介しているマニュアルを参考にするなどして、
早めに対処していきましょう。