ストレス耐性を高めるには、抗酸化ビタミンと言われている
カロチン、ビタミンC、ビタミンEを摂取する事も有効です。

 

これらの栄養素には、ストレス耐性を高めるだけでなく、
疲労軽減や病気予防にも効果があります。

 

人間は、強い不安や緊張などの精神的ストレス、
及び外傷や高温、睡眠不足などの肉体的ストレスにさらされると、
体内では活性酸素が作られてしまいます。

 

活性酸素は、外から入ってきた最近やウイルスを攻撃してくれるなどの
体にとって有効な働きもしてくれますが、
それが過剰になってしまうと、体にはさまざまな悪影響を与えます。

 

悪玉コレステロールを作ったり、動脈硬化の元になったり、血栓をできやすくしたり、
また、細胞の核酸を傷つけることでガンの引き金になったりもします。

 

人間の体にはもともと活性酸素を除去するための機能が備わっているのですが、
ストレスが強くなりすぎると、自律神経のバランスが崩れてしまい、
そうした機能がうまく働かなくなってしまいます。

 

ですので、抗酸化ビタミンを摂る事で、ストレスに強い心と
活性酸素に対抗できる強い体を手に入れることができます。

 

具体的にどのような食品を摂れば良いのかというと、
カロチンは、ニンジン、トマト、カボチャ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、
ビタミンCは、レモンやミカンなどの柑橘類、キャベツ、ピーマンなどの野菜、
ビタミンEは、肉類、魚類、卵などの動物性食品、大豆や植物油などから摂る事ができます。

 

こうした栄養素をサプリメントや栄養ドリンクなどの補助食品から摂るのではなく、
実際に胃や腸を働かせる為に、食品から摂ることを心がけましょう。