自律神経失調症は、人によって現れる症状はさまざまなものがあります。

 

身体的な症状が出ることもありますし、精神的な症状が出ることもあり、
またその度合いも異なってくるので、
かなり個人差があるといってよいでしょう。

 

なぜこのように個人差が出てくるのかというと、
自律神経は体のあらゆる臓器や器官の働きをコントロールしている為、
どの部分にも変調をきたす恐れがあるからです。

 

どの部分にあわられるかは、その人の体質や生活習慣、ストレスなど
さまざまな要因によって異なってきます。

 

しかし、一旦自律神経のバランスが崩れて体のある部分に変調をきたすと、
一見すると、何の関連性のない他の臓器にも影響が及ぶ事も多いです。

 

ですので、たいていの場合は、
症状が1つだけ現われるのではなく、幾つもの症状が重なって現われたり、
もしくは、腹痛が収まったと思ったら次は頭痛が起きた、というような
症状が次々と変わってしまうという事も多いです。

 

また、体のある特定の部分にだけ強く症状が現われることもあります。

 

そのような場合では、もともと持っているその人の弱い部分に症状が
現れることが多いようです。

 

例えば、もともと腸が弱い人ならば、下痢や便秘を繰り返したり、
もともと胃が弱い人ならば、胃がキリキリ痛くなったり、
そうした症状が出やすい傾向にあります。