頭が良い人ほどうつ病になりやすい傾向にあります。
それはどうしてかというと、考えすぎる事が原因です。
人並み以上に知識があり、さまざまなことを知っているだけに、
余計いろいろなことに考えをめぐらせてしまいます。
考えなくてもいいようなことまで考えてしまい、
しかも、そうした事をいつまでも気にし過ぎて、
ずっと囚われています。
さらに、このような考えすぎのタイプが、過剰な真面目人間だった場合、
ストレスは溜まる一方となります。
こうしたタイプは、常に義務感や使命感を強く持ち、
それにより自分自身をがんじがらめにして、
身動きが取れなくなるように自分からしてしまいます。
もし、職場で上司から、どんな理不尽な仕事を押し付けられたとしても、
それを文句も言わず、そのまま遂行しようとします。
その性格のためにそうせざるを得ないんです。
そうした事が続くと、結局自分の心と体に無理を強いる事となり、
許容範囲を超えてしまうと、いずれは心が折れてしまう状態になります。
そうした律儀さ、勤勉さは得がたいものですし、
仕事をする上でもプラスに作用する場面の方が多いでしょう。
世間でも当然、無責任よりも責任感があるほうが信頼してくれます。
しかし、それが行き過ぎる事が問題なんですね。
自分の判断で、出来る範囲をきちんと認識して
心の余裕を持って、取り組む事をしなければいけません。
状況に応じて自分を環境に適応させていけば、
たとえストレスを受けたとしても、上手に受け流し、
うつ病に陥る危険性を減らすことが出来るでしょう。