友人がうつ病になってしまった場合、
少し距離を置いて、精神面でサポートしてあげましょう。
もちろん励ましてもいいのですが、
叱咤激励するように、「がんばれ!」「病気に負けるな!」
というように強く励ましては逆効果です。
本人が回復に向かうのを助けるような、温かい励まし方をしてください。
「何かあったら連絡してね」「今はゆっくり休むといいよ」
というメッセージがあると、本人も安心して治療を続けられるでしょう。
ただし、「直ぐに元気になるよ」などとあまり根拠の無いことを
言うのは、かえって落胆させる事になりかねないのでやめましょう。
また、見舞いに行く時には、事前に体調などを家族に聞いてから
訪問の時間を決めた方がいいでしょう。
もし本人の体調が悪いようなら、メールを送るくらいに済ませ、
しばらくそっとしておく事も必要です。
気をつけたいのは、ほかの友人にうつ病の事をどこまで伝えるのか、という事です。
あまりいろいろ触れ回るのは本人とってよくありません。
本人が知られたくないと思っているのなら、ほかの人には話さないようにしましょう。
付き合い方としては、
あまりお節介なことをしない、生半可な知識で口出ししないことです。
「この薬大丈夫なの?「こんな治療法もあるよ」などと言うと、
本人が不安になる可能性もあります。
また、相手を追いつめるような意見を言わない事、病状や治療の状況を
あれこれ聞かないことです。
友人として精神的な支えとなり、ありのままを受け入れてあげてください。