特に何か特別な事をしたわけでも無いのに、
コリや頭痛などが続くと、不安になってしまい、
どこか内臓などが悪いのではないかと心配して
病院で診てもらう人もいます。

 

しかし、検査をしても異常がなく、
仕事などでの普段の姿勢にも問題が無い場合は、
精神的なストレスが原因である場合が多いです。

 

こうしたことも自律神経失調症の1つといえます。

 

精神的ストレスの影響で交感神経が過度に緊張してしまって
筋肉が収縮、緊張し、同時に血管も収縮する為に
その部分がうっ血して乳酸などの疲労物質が増えて、
コリや痛みなどを引き起こしていると考えられます。

 

普段していない運動をしたり、
なれない作業をした場合に起こる筋肉痛や肩こりなどは、
原因が分かっているので、それほど気にならないです。

 

しかし、日常生活において、
特に思い当たるような事をしていないにも関わらず、
肩コリや首のコリが続いたり、頭が重たいような鈍痛を感じる、
頭が締め付けられるような痛みを感じるような時には、
筋緊張性頭痛を疑った方がよいでしょう。

 

これは、精神的なストレスが引き金になって、筋肉が緊張している為に、
コリや痛みを引き起こしていると考えられます。

 

神経質で真面目で几帳面、気分転換などを上手にできない人に
よく見られる症状です。

 

時間帯的には、午前中よりも午後から夕方にかけて
症状が現われることが多く、ストレスが溜まる状況になると
さらに悪化しやすくなります。