食事とストレスは深いつながりがあります。
例えばダイエットを気にし過ぎていて、
食べることが精神的なストレスになってしまうことがあります。
食べ過ぎは良くないと頭では分かっている為、
食べ過ぎてしまう自分を、意志が弱いとマイナスに評価してしまいます。
また、不安やイライラといった精神的なストレスから、
つい食べ過ぎてしまうという行為もよく見られますね。
食べると一時的に辛さを忘れられ、幸福感や安心感が得られるからでしょう。
しかし、このようなストレス状態で食事をしてしまうと、後になって
「また食べ過ぎてしまった。。。」
という罪悪感が更に強まってしまうこともあります。
そうなると人によっては、無理矢理吐いたり、下剤を使ったり、
あるいは過食の反動で、逆に全く食べられなくなる、
などの極端な例も少なくないです。
医学的にはこのような状態を「摂食障害」といいますが、
こうした場合は、不安やイライラ、うつ状態のもとになっているストレス自体を
軽減したり、なくしたりする事のほうが先決です。
摂食障害とまではいかなくても、食べ過ぎ飲み過ぎは
胃や腸や肝臓をオーバーワークさせることになり、疲労へとつながります。
消化活動は、睡眠中の副交感神経が活発な時に盛んになりますが、
食べ過ぎ飲み過ぎの場合は、朝になっても消化活動が続いてしまい、
副交感神経が優位な状態が続き、眠気やだるさがとれない為、
疲れを感じてしまうことになります。