過度のストレスは、視床下部のホルモンや自律神経の中枢に
悪影響を与えて、免疫系の働きを低下させてしまいます。
精神的なストレスが大きくなくても、
何かの原因で自律神経のバランスが崩れると、
免疫系の働きも崩れてしまいますし、
その逆に、免疫系の働きが崩れてしまうと、
自律神経のバランスが崩れてしまう事もあります。
こうして免疫系の働きが低下してしまうと、
ウィルスなどへの抵抗力の低下、
アレルギーや自己免疫反応などが起こって、
さまざまな症状が現われてくる可能性があります。
例えば、疲労感や微熱などが続く、慢性疲労症候群もそうです。
慢性疲労症候群になると、
日常生活ができないくらいの強い疲労感に襲われます。
これといった原因がないにも関わらず、ひどい疲れが続き、
朝起き上がれない、起きたとしても体を支えている事が
困難なほどつらい状態になってしまいます。
その他の代表的な症状としては、
・微熱、悪寒
・喉の痛み
・リンパの痛みを伴う腫れ
・頭痛
・うつ状態、思考力低下などの精神神経症状
・不眠などの睡眠障害
などが挙げられます。
こうした症状が出ている場合は、病院へ行って診てもらう事が必要です。
また、会社でも無理は禁物です。
症状が回復するまでは、業務を短縮してもらい、
しばらく休養をとることも考えなければいけないでしょう。