ぜんそくとは、文字どおり、あえぐように息をする、
という意味で、ぜんそく発作を起こすと、息苦しくなって
息を吐く時にヒューヒュー、ゼーゼーという音がします。

 

気管支の周りには薄い筋肉があり、
自律神経などの働きによって、
この筋肉の緊張具合がコントロールされています。

 

ぜんそくの発作は、気管支が縮んで細くなると同時に
気管支内にタンがつまって、気管支の内腔が狭くなり、
空気の通りが悪くなって起こります。

 

原因として、一番考えられる事は、
ホコリやダニなどを吸い込むことによるアレルギー性のものが有名ですが、
それ以外にも、季節の変わり目、ストレス、疲労によっても
発作が起こることがあります。

 

特に、ストレスや疲労などで発作が起こる場合は、
主に自律神経のバランスが崩れた事が原因と考えられています。

 

また、ぜんぞくは1日の中では
特に明け方に発作が起こりやすく、その理由として、
明け方は気管支を拡張させる交感神経の働きが弱まったり、
自律神経系のバランスが不安定になっている事によるものだといわれてます。

 

そして、季節の変わり目の発作は、
気温や気圧、湿度の変化に自律神経が十分に対応できず、
体がついていかない為に起こると考えられています。

 

このように自律神経の変調は、
気管支ぜんそくの悪化の大きな要因になり得ます。