うつ病というのは、周囲の人も気づきにくいのと同時に、
かかっている本人自身も自覚していない場合は多いです。

 

例えば、分かりにくいうつ病のひとつに「仮面うつ病」というものがあります。

 

この仮面うつ病とは、抑うつ感が表にあらわれず、
体のだるさなどの身体的な症状だけがあるものです。

 

精神の抑うつ感を潜在意識下で抑えてしまっている為、
本人も、体の病気だと思い込んでしまいます。

 

そして、内科を受診する事になり、異常が見当たらない為に
過労とか、自律神経失調症、心身症などと診断されて、
適切な治療の機会を失ってしまう事も多いです。

 

また、「微笑みうつ病」というものもあります。

 

この微笑みうつ病とは、職場や人前では、いつも作り笑いを浮かべ、
心が沈んでいる事を誤魔化しています。

 

だが、どこか不自然さを隠し切れていない状態です。
そして、自宅に帰った途端に微笑みは消えて塞込んでしまう。

 

微笑みうつ病は、会社の同僚や仲間などにはもちろん、
家族にもなかなか分かりにくいです。

 

もし、上記のような事例に当てはまる、
自分自身、何か以前と違っている、
と思い当たるところがあるのなら、
症状が重くなる前に、何かしらの対策をとった方がいいです。