うつ病を患っている方の中には、不眠症の症状を訴える方も多いです。

 

睡眠薬や精神安定剤などで睡眠を促していく方法もありますが、
できれば質の良い睡眠をとる為には、
ライフスタイルの改善から始めるのが一番良いでしょう。

 

まず、起きている時間帯の活動を活発にして、
自律神経の切り替わりのリズムを作っていくことが重要
です。

 

起きている時間帯に、体を動かすような活動をしていないと、
体が疲れていませんので、睡眠をあまり必要としないと脳が判断してしまい、
眠りが浅くなってしまいます。

 

できるなら、日中に多少の汗をかくくらいの運動をして、
活動と休息の時間帯をはっきり区別し、メリハリをつけた生活にすれば、
夜になれば自然と眠れるようになります。

 

また、心身ともにリラックスした状態でベッドに入ることも
寝つきを良くするポイントです。

 

夕食後に1日の疲れを癒すような時間をとり、
入浴に関しても半身浴を取り入れたり、アロマテラピーを取り入れたり、
入浴後にはストレッチなどをするとリラックスに役立ちます。

 

逆に、夕食後に仕事をしたり、趣味に没頭したりすると、
自律神経のうち交感神経が活発になってしまい、
心身が活動状態に戻ってしまいますのでできるだけ控えましょう。

 

そして、夜間にコーヒーやお茶、栄養ドリンクなどの覚醒効果のある嗜好品を
摂らないようにすることも質の良い睡眠を得る為には大切な事です。