心と意志は、決して同じものではありません。

 

意志や思考、感覚のような自分でもはっきり分かる心の動きを
顕在意識」といいます。

 

私たちは顕在意識によって行動したり、考えたり、感じたりしています。

 

しかし顕在意識というのは心の僅か一部分に過ぎません。
顕在意識が占める割合は、約5~10%と言われていて、
残りの90%~95%は、「潜在意識」という、
自分でも意識できない心の動きです。

 

この潜在意識というのは、顕在意識と違って、
自分の意志ではなかなかコントロールする事はできません。

 

なので、スピーチをする前にリラックスしようと思っても、
普通の人には、なかなかリラックスできません。

 

また、心配事があったりすると、知らないうちに肩の筋肉が強張り、
肩こりが起きたりします。

 

心も身体も、自分の意志とは無関係に緊張してしまいます。

このような心の状態に合わせて、体を調節しているのが、
自律神経とホルモンです。

 

本来、自律神経やホルモンは、心の状態を体に反映させることで、
危険に備えたり、環境の変化にうまく適応できるようにする役割を持っています。

 

私たちは危険と遭遇すると、本能的に恐怖を感じます。
例えば、自然の中でライオンやクマなどに出会ってしまった場合、
懸命に逃げるか戦わなくてはいけません。

 

頭で考えてる暇などありません。
直ぐにでも全力で動けるように、
一瞬のうちに自律神経やホルモンの状態が変化します。

 

それにより、心臓の鼓動が早くなり、全身に大量の血液を送り出して、
筋肉も緊張し、とっさに動ける態勢になります。

 

これらは人間が古来から持っている、生きる為に必要な体内の反応です。

 

ですので、スピーチ前でドキドキしたりする反応は、
自律神経の働きとしては正常な反応であり、
人間の体内の機能として当たり前の反応を示しているだけです。

 

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