不安神経症には以下のような症状が現われます。

・わけのわからない不安に襲われる
・普段から落ち着かない
・集中力や思考力が低下してきた

など。
こうした症状は、不安神経症の最も典型的な症状です。

 

その他にも、体にあらわれる症状としては、
心臓の鼓動が激しくなる、胸が苦しくなる、呼吸困難になる、
口が渇く、冷や汗が出る、めまいがする、などの症状がよく出ます。

 

こうした症状が出る人は、
何か大きな心理的なストレスを体験している人が多いです。

 

仕事で行き詰ったり、人間関係にトラブルがあったり、
子供の事で心配事があったり、など、
難しい環境に直面しています。

 

会社の倒産や左遷、リストラ、離婚、失恋、夫の浮気、配偶者の死などが
心のバランスを狂わせたと思われるケースも多いです。

 

性格的には、生真面目だったり、忍耐強かったり、
一人で悩みを抱え込んでしまうタイプの人です。

 

不安神経症という名前のとおり、心の不安が原因ですから、
精神安定剤のような薬では根本的に治す事は出来ません。

 

薬で一時的に症状を抑えることはできるかもしれませんが、
服用をやめてしまうと、また元に戻ってしまいます。

 

改善するには、考え方を修正する事が必要になってきます。
ものごとを前向きに考えるようにして、
自分自身を信頼できるような、たくましい心をつくることが
再発のない改善につながっていきます。