うつ病になってしまう原因には、日常の出来事が関係していることもあります。
例えば、結婚や出産などの嬉しい出来事でも、それが環境の変化として
ストレスと受け止められ、うつ病のきっかけとなってしまうケースもあります。
その他、就職、転職や退職、引越し、離婚、恋人との別れ、ペットの死など、
嬉しいことや悲しいことに限らず、それがストレスとなってしまい、
うつ病のきっかけとなります。
また、何かしらの出来事がなくても、将来や老後に対する不安や
人間関係の悩みなどが自分の中で大きくなると
それがうつ病を招いてしまうケースもあります。
また、薬を飲むとうつ病になってしまうこともあります。
薬を飲むときに、その注意書きの副作用の欄を見てみると
「抑うつ」と書いてあることがありますが、
その中でもステロイドなどの副腎皮質ホルモンや血圧を下げる降圧薬は、
うつ状態が起きやすいといわれていますので、その場合は、薬をやめたり、
使用量を減らすことによって回復することができます。
このようにうつ病は心身へのストレスが原因のことが多く、
「心が弱いから」という理由ではないことを理解してください。