うつ病というのは、最近では学生の頃から発病するケースも増えていますが、
多くは社会人になってから、しかも中年以降に発病する場合が多いです。

 

社会人として長年過ごしてきて、社会の荒波にもまれ、人間関係のあつれきに
押しつぶされそうになった結果、うつ病になってしまいます。

 

仕事においても一番忙しい時期で、重要な役職についていたり、
自分が抜けてしまうと仕事がはかどらないという立場に立たされている事もあり、
働き盛りのビジネスマンにとっては、うつ病は無視できない心の病となっています。

 

うつ病の症状としては、これまでこのブログで書いてきていますが、
気持ちが落ち込んでしまう「抑うつ症状」をはじめとして、
やる気が出ない「無力感」だったり、
何とか体を動かそうとしているのに、動いてくれないというような「抑止症状」、
あるいは、いつもイライラして落ち着かず、常に不安感を持っている「焦燥感」、
さらには、自分は無能であると思い込んだりする「罪責妄想」、
などの症状があります。

 

これらの症状を引き起こしている原因は、結局はその人が社会の中で
どのように生きてきたかという事に密接に関連づいています。

 

そして多くの原因は、社会的な人間関係、仕事上の悩みなどにいきつきます。

 

つまり、うつ病とは社会生活を営む上で、
自分と社会がどのようにつながっているのか、
無理なくつながっているのか、それとも、無理矢理つながされているのか、
そうした関係の中で引き起こされる心の病という事ができます。