自律神経失調症の治療のための薬を飲んでいるときに
ドラッグストアなどで売っているかぜ薬や胃腸薬などの市販の薬を
併用する事を心配する人もいるかと思いますが、
基本的には問題ありません。

 

ただし、高齢者がかぜ薬を併用すると、
口の渇きなどの症状がでることはあります。

 

しかし注意したいのは、別の病院などで処方されている薬との併用です。

 

たとえば、心療内科で自律神経失調症の治療を受けている以外にも
内科や婦人科など複数の病院、診療科にかかっている場合、
処方薬の重複による弊害は考えられます。

 

いろいろな薬を重複して服用すると、
思ってもみなかったような副作用が現われる事もあるので、
注意が必要です。

 

複数の診療科で治療を受けている場合は、
必ず医師に報告して、服用している薬を全てチェックしてもらいましょう。

 

また、どんな薬でもアルコール類と一緒に飲んではいけないです。

 

特に、抗不安剤や睡眠剤とお酒を一緒に飲むと、
一時的に記憶がなくなるという副作用がおきることもあります。

 

ですので、薬の服用期間中には
できるだけお酒は飲まないに越した事はないのですが、
だからといって、絶対に飲んではいけないということではありません。

 

たとえば、夕食時に少量のお酒を飲んで、
寝る前に睡眠剤を飲むのであれば、特に問題はないです。

 

つまり、お酒を飲んだ後、2~3時間ほどの間隔を空けてから、
薬を飲むようにすればよいです。