ストレスを受けた時にそれに対応する能力、適応する能力の事を
ストレス耐性といいます。

 

このストレス耐性が強い人は、何かストレスを感じる事があっても
自分なりにうまく発散させたり、上手に処理したりして、
意識しなくても自然に乗り切れたりします。

 

しかし、ストレス耐性が弱い人は、
些細なストレスであってもそれを強く感じてしまい、
重圧や不快感なども自分で処理する事が出来ず、溜め込んでしまい、
心身に大きなダメージを与えてしまいます。

 

このようなストレス耐性の違いは、性格や気質に起因するところが大きく、
ストレス耐性が弱い人ほど、ストレスを引きずりやすい傾向があります。

 

ストレス状態が長期的に続いたり、
自分の適応能力を超えるほどの大きなストレス受けてしまった場合、
自律神経が徐々に疲弊し、交感神経と副交感神経のバランスが乱れて、
自律神経失調症を引き起こす事にもなりかねません。

 

ストレスというのは、外部の環境から、
自分に向かって押し寄せてくる、というわけでもなく、
自分の性格や気質によって、
自分の中で勝手に作り出して、勝手に大きくしてしまう部分もあります。

 

ですので、自分自身を客観的に分析し、
自分のストレス耐性を把握しておく事が重要です。