職場に復帰した場合でも、いきなり前と同じ仕事量をこなすのは、
やめておきましょう。

 

まずは、休養期間と同じだけのリハビリテーションの期間が必要だと
考えたほうが良いです。

 

特に最初の3ヶ月くらいは体を徐々に慣らすためのウォーミングアップ期間
と考え、仕事量は休職前の7割程度に減らしてもらうように
上司と話し合って決めてもらいましょう。

 

朝から夕方の定刻まできっちり働くのも、できれば最初は控えたいです。

 

午後からの出社にしたり、早めに仕事を切り上げて帰宅したり、
負担がかからない程度の働き方ができないか、相談しましょう。
残業などももちろん控え、ゆっくりとペースを上げていく事を
心がけてください。

 

このように徐々に慣らしていくやり方には、
どうしても会社、上司の理解が必要です。

 

中には、このような回復の仕方がゆっくりすぎる、
と批判的な見方をする上司や同僚もいるかもしれません。
会社の中には、当然うつ病に関する知識のない人もたくさんいます。
どのような回復の仕方がその人に適しているのか分かっていない人も
たくさんいます。

 

ですので、できれば主治医と職場の上司との間で連絡を取ってもらい、
うつ病に対して基本的なことを理解してもらう事も必要かと思います。

 

無事に復帰を果たしたらもう大丈夫と一安心するかもしれませんが、
この時期はまだ疲れやすく、薬をやめると症状が悪化する可能性があります。

 

薬は減らす時のほうが難しく、慎重な見極めが必要となります。

 

通院も続けて主治医に復帰後の様子を話し、
徐々に薬を減らしていきましょう。