現代のストレス社会の中で、最近テレビや雑誌、インターネットでも
うつ病を取り上げることが多くなってきており、うつ病は特別な病気ではない、
という認識が広まりつつあります。

 

日本人の7人に1人はうつ病にかかったことがあるという調査結果が
出ているといわれています。
しかし、うつ病といってもその種類はさまざまで、
仮面うつ病、季節性うつ病、気分変調症などその症状は人によって異なってきます。

 

また、その程度も軽症のものから重症のものまであり、それぞれの症状にあった治療が必要です。
ですので、病院に行かなくても自分でなんとか治せるのでは?と自分で判断せずに、
症状が重くなる前に、専門家に相談することも必要です。

 

症状が軽いうちは憂うつな気分に悩みながらも、仕事や家事を続けることもできるかもしれませんが、
症状が重くなってしまうと、テレビを見たり、雑誌を読んだりする気力さえもなくなってしまいます。
最悪の場合は、「こんな自分は生きていても仕方ない」と自ら命を絶ってしまうこともありえます。

 

「うつ病は心の風邪」とも言われますが、風邪ほど簡単に治るような病気ではありません。
風邪ならば、薬を飲み、栄養のあるものを食べれば安静にしていれば治っていきますが、
うつ病は横になって安静にしていても症状がよくなるわけではありません。

 

また、うつ病はすぐに治るようなものではなく、
ゆっくりと時間をかけて治していかなければなりません。
長期間の治療にも焦ることなく、必ず治ると信じて、徐々に回復させていきましょう。