再びフロアの長いすで待っていると、
再度名前を呼ばれ、書類を渡されて、
今度は、今いる大きいフロアの奥にある、
廊下を少し進んだ所にある、
小さな受付へ行くようにと言われました。

 

そこにも看護婦さんが何人かいて、書類を渡し、
その場で採血と採尿を行いました。

 

その小さな受付の横には、
実際の外来患者が診察を受ける8畳ほどの部屋が3つ並んでいて、
私はその内の1つの部屋の前で再度待つことになりました。

 

他にも待っている患者さんが何人かいましたが、
特に変わった様子も無く、
普通の病院と同じような雰囲気で、
「ここにいる患者さんは本当に精神病を患っている方たちなのか?」
という感じでした。

 

しばらくして名前を呼ばれ、部屋の中に入り、
ここで初めての診察という事になりました。

 

診察といっても、何か特別なことをする訳ではありませんでした。
ベッドに横になって触診するわけでもなく、
何か機械を使って身体を調べるわけでもなく、
注射をするわけでもなく、
お医者さんと一対一での問診のみでした。

 

質問内容も、最初に受けた医師(セラピスト?)との問診を
より具体的に聞いたもので、答えにくいような質問というのはなく、
また、お医者さんもわりと話しやすい感じの方だったので
安心して症状を聞いてもらうことができました。

 

~続く~