うつ病治療の為の精神科の施設は増えています。

大学病院や総合病院の精神科だけでなく、
規模の小さい精神科クリニックという施設もあります。

ここでは、それらの施設の違い、良い点、悪い点をまとめてみます。

 

・大学病院、総合病院の精神科、心療内科
一般診療科(外来・入院)の一つとして設けられています。

良い点は、最先端の技術や検査体制が整っていること。
他の診療科と連携しながら治療できること。
悪い点は、予約制でない病院の場合は待ち時間が長いこと。
また、診察の曜日、時間が限られていることです。

 

・精神科病院
統合失調症やアルコール依存症などの治療が中心ですが、
うつ病の方の利用も多いです。

良い点は、入院治療が可能です。
悪い点は、閉鎖的なイメージもあり利用しづらいこと。

 

・精神科クリニック
ベッド数が19以下の精神科専門の個人病院。
中には入院施設がないところもあります。

良い点は、完全予約制で土曜日や夜間も診療してくれる所が多いこと。
悪い点は、重度のうつ病と判断された場合は対応できない場合もあり、
その場合は、大学病院や総合病院を紹介されることもあります。

 

うつの状態、自宅から施設までの距離、自分の生活習慣などを考慮して
選びましょう。